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湯けむり浪漫 湯村温泉

湯煙が立ち上る荒湯は掘削して汲み上げているのではなく、自噴しているのだとか

兵庫県北部山陰の但馬地方。緑深い山間を流れる春来川のほとりから、白い湯けむりが立ちのぼる町「湯村温泉」。今から1150年以上も昔、慈覚大師によって発見されたと伝えられる古湯ながら、今なおこんこんと沸き続け、湧出量・泉質ともに一向に衰えを見せない。 街の中心にある源泉は、地元の人々から「荒湯」と呼ばれ、摂氏98度の湯が毎分470リットルも湧出。湯壷からボコッボコッと沸く高温の温泉は、その名前通りの荒々しい力強さを誇る。湧出量も豊富で、旅館だけでなく地元の各家庭にも配湯、湯村の住民の生活に欠かせないものとなっているとか。 荒湯源泉の近辺は、いつも多くの人でにぎわっている。家族の食事として野菜や山菜、カニ、豆腐などをゆがく地元の人々に、「荒湯たまご」を茹でる観光客も加わり、湯村温泉ならではの情緒あふれる風景をつくり出す。湯槽の一角には飲泉場が設けられ、温泉を気軽に飲むことができる。無色透明の単純温泉はクセがなく、慢性便秘や慢性消化器病、痛風、リウマチ、神経痛などに効果があるそう。旅の想い出に、ぜひ喉を潤してみよう。


慈覚大師の足に湯をかけ、願をかける「お湯かけ大師」。計りは湯時計の役割も

昔ながらの温泉情緒が漂う町並み。冬はあちこちから白い湯煙が立ち上る


湯村温泉の名物「荒湯たまご」は、口に含むとトロリとうまい。これは湯に重曹が含まれているからで、荒湯で山菜などを茹でるとアクが抜けるのだとか。荒湯のお湯を使って作る湯豆腐の「荒湯豆腐」は、木綿豆腐であるにも関わらず、口溶けは絹ごし豆腐のようになめらか。 ケガをした場合でも、湯村の湯に浸けていると血が止まり、傷が早く治ることでも知られる。湯に含まれる成分が老廃物のみを取り除き、肌に再生力を与えるからだ。湯村温泉の優れた泉質を利用した化粧水なども開発され、土産として人気が高い。 街の中心を流れる春来川沿いに設けられた足湯「ふれ愛の湯」は、贅沢にも温泉を天然かけ流し。その昔、旅人や農民が川に溢れ出た温泉に足をつけて疲れを癒したことを模し、2001年に作られたものだとか。約7mの長さに渡り、3本の足湯を用意。木製のベンチに腰掛けて、温かな温泉に足を浸してひと休み。目の前を流れる春来川のせせらぎを聞きながら、のんびりとくつろごう。


高温な荒湯ゆえ、温泉に浸したたまごは10~13分ほどで茹で上がる

「あったか~い!」とはしゃぐモデル達。「ふれ愛の湯」は利用無料。6時から23時まで


川のせせらぎが心地よい、ふれあい手形散歩道

夢千代像の前で像を真似て、はいポーズ♪


湯村温泉の名が知られるようになったのは、昭和56年のNHKドラマ「夢千代日記」の影響が大きいと言われている。ここ湯村温泉を舞台に女優・吉永小百合さん主演で放映、注目を集めた。以降、映画化や舞台化もされ、「湯村温泉=夢千代の里」として全国的に有名になった。荒湯の対岸、夢千代公園にたたずむ、吉永小百合さんにそっくりの「夢千代の像」は、街一番の記念撮影スポットとなっている。 その他、街なかには見どころも満載。ドラマの中で描かれる昭和20~30年代の懐かしい風景を再現した「夢千代館(入場有料)」に、但馬杜氏の伝統ある酒造りの技術や酒造の工程を見ることができる「杜氏館(入場無料)」。

夢千代の世界を体験できる「夢千代館」。一年後の未来へ夢を託す"夢手紙"ポストも設置

酒蔵風な趣ある「杜氏館」には珍しい道具類が満載。併設して観光案内の商店案内所も


ほかにも春来川の川岸の石垣は「ふれあい手形散歩道」と呼ばれ、湯村温泉を訪れた多くの芸能人や文化人たちの手形モニュメントがずらりと並ぶ。 散策で小腹が空いたら街のグルメ処へ。但馬ビーフ専門店「はまだ」では注文を聞いてから揚げる但馬コロッケが大人気。但馬ビーフの挽肉がたっぷり入り、ホクホクのジャガイモの甘みと肉の濃厚なうま味のコンビネーションが絶妙だ。お隣りのレトロな佇まいの「ゆむら屋」は、別名"おばあカフェ"の愛称で親しまれる休憩所。気さくなおばちゃん社員が開発した栃餅ぜんざいや、郷土料理のじゃぶ煮の蒸し饅頭、お好み焼き味の煎餅などのユニークなメニューを、珍しい栃の実珈琲などといっしょにいただける。湯村からおもろいことをやりたい!発信したい!とアイデアあふれる新商品も続々と登場、休憩はもちろん、お土産の買い物にもオススメだ。


地元のおばちゃんとの世間話が楽しい「ゆむら屋」。健康にいい栃の実珈琲はぜひ!

揚げたて但馬コロッケにガブリッ。「アッチッチ…うん、おいしい!」


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モデル感想
かなちゃん

春来川沿いの足湯が楽しいですね。木のベンチに座って、のんびりおしゃべり。足元からじんわりとぬくもり、体の芯までポカポカになりました。すぐ横を流れる川で泳ぐ鴨や鯉を眺め、せせらぎを感じながらゆったりと過ごせます。そうこうしているうちに卵が茹で上がり、さっそく「荒湯たまご」を試食。温泉効果で普通のゆで卵とは違う、独特の味わいに感激しました。

モデル感想
あきちゃん

山陰の山や春来川…自然に触れながらしっとりした時間を過ごせるのが湯村の魅力ですね。特に冬は川に流れ込んだ温泉が湯煙をあげ、温泉街の情緒たっぷり。観光地化しているのではなく、地元の人が生活の場として山菜や豆腐をゆがいている姿に触れられるのもいい感じ。湯量が豊富で一般家庭にも温泉が配られているのだとか、旅行者には全く羨ましい限りです。

モデル感想
りかちゃん

街の人が皆、温かく親しみある雰囲気にあふれているのが印象的です。特に古い民家風の休憩所「ゆむら屋」さんの至れり尽くせりのおもてなしに感激しました。おぜんざいに入っていた栃もちは、独特なほろ苦さと香りがクセになるおいしさ。栃の実を用いた珈琲や新作のじゃぶ煮蒸し饅頭など、湯村ならではの味をいただきながら、街の見どころなどを教えてもらいました。



湯けむり浪漫 湯村温泉

http://www.yumura.gr.jp/

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