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城崎温泉 千年の湯 古まん

宿は情緒深い町並みに映える純和風木造り。本館・別館が向かい合わせに立つ

 城崎温泉の外湯の一つ、まんだら湯のすぐ隣に佇む、純和風木造りの建物、それが「千年の湯 古まん」だ。この宿の祖先・日生下(ひうけ)権守がお祀りした四所明神のお示しにより、道智上人という高僧が千日間、まんだらを唱えて湧き出たと伝えられるまんだら湯。まんだら湯一帯の霊地の屋敷はかつて曼陀羅屋敷と呼ばれていたが、明治時代に入り「古曼陀羅屋」と名前を変え、現在の「千年の湯 古まん」となった。なんと温泉宿としては日本で2番目に古い歴史なのだとか。まんだら湯とともに城崎温泉の発祥から千有余年、この温泉街を見守り続けてきた。城崎温泉の基盤を作りあげ、その歴史と共に歩んできた老舗宿なのだ。 現在、城崎温泉には、由緒ある七つの外湯(公衆浴場)があり、一生一願の湯として知られるまんだら湯をはじめ、それぞれの湯が家内安全や不老長寿などの守護脇神をもつ。宿泊客は浴衣姿のままぶらぶらと、湯めぐりを楽しむのが常。こちらの宿からは御所の湯、鴻の湯など、七湯のうち三湯が徒歩三分以内にあり、城崎温泉の楽しみを存分に味わえる好立地。外湯に、スマートボール、射的場やお土産屋さんなど、散策してあちこち顔を出してみよう。


千有余年におよぶ城崎温泉の歴史的史実をまとめた縁起書「日生下氏家宝旧記」は、日生下家に代々伝えられている

到着後、さっそく色浴衣にお着替え。別館1階の和箪笥から好みのゆかたを選択

ピカピカに磨き上げられたケヤキの一枚板の玄関。銘木の造りがやさしく迎えてくれる


「絵や陶芸など有名作家の作品が多数展示されるロビーのギャラリーを観賞後、ケヤキ造りの階段をとんとんとんと上がって、お部屋へ。 客室は全30室。天井や柱、廻り縁、鴨居、棚板…などに赤松、赤杉、米松、ヒノキなど、異なる木を用い、それぞれに趣向が異なる。やわらかな光が差しこむ和室へ通されたら、まずはお茶とお菓子で一服。仲居さんの細やかな気配りも伝統ある旅館ならでは。おうちにいるような、優しい寛ぎの時間をしばし楽しもう。 浴場は木造りの「樹齢の湯」とモダンな大理石造りの「白亜の湯」があり、時間別に男女入れ替わり。また別館には貸切風呂を2ヶ所用意、宿泊者は無料で利用できるのがうれしい。


木の設え、聚楽壁など、趣きある数寄屋造りの部屋の数々。なかには広縁で池に浮かぶ鯉を眺め、ヒノキの香り漂う樽風呂でゆったりプライベートな湯を愉しめる特別室も(右下)


松、マキ、ヒノキの樹齢木で造られた内湯「樹齢の湯」は木の香りが漂い、心身ともにリラックス

凛とした笑顔が印象的な美人女将、日生下久美子さん


団体プランにも必ず但馬牛ステーキが付き大満足。前菜に桜の花をあしらったりと細かな演出も印象的

 お風呂のあとには城崎の味覚がお待ちかね。神戸牛や松阪牛の元祖、但馬牛と地元の旬の食材を贅沢に使った料理が登場。リピーターが多いため、夕食の献立ては月替わりとなっており、但馬牛のステーキや香住産紅ズワイガニ、高級魚ノドグロの塩焼きなどが順々に提供される。料理はどれも作りたてで、目を見張るほどの品数だが、上品な味付けに箸が進む。 料理プランをランクアップすれば、但馬牛の料理は3品に!自分の好きな焼き具合で堪能できる肉汁たっぷりのステーキ、やさしい甘みと柔らかさが愉しめるしゃぶしゃぶ鍋、肉好きにはたまらない濃厚なタタキとどれも至福の美味しさ。さらに伊勢海老やアワビ、香住蟹などの豪華素材が山盛りのコースに自然と顔もほころぶ。特別に注文すれば、刺身、にぎり、しゃぶしゃぶ鍋から柳川風玉子とじ、ロースステーキ、たたきまで但馬牛の超豪華フルコースも楽しめるというからすごい。但馬牛の本場ならではのフレッシュな味わいを心ゆくまで味わおう。


ランクアップした料理コースは、但馬牛料理3品をはじめ、伊勢海老やアワビなど、高級素材が目白押し

一品一品の味の豊かさに驚かされる。冬は城崎名物、松葉蟹料理を提供


 和銅元年(709年)、今も城崎温泉の鎮守の神として広く信仰される四所明神をお祀りした祖先の日生下権守から代々続く日生下一族。現在は第21代当主の日生下慎一さんと女将さんの久美子さん、22代を引き継ぐことになる息子さんで宿を切り盛りしている。 「とにかくゆっくり、ほっと心癒やしていただければ」と、女将の久美子さん。例えば、食事の時間も客のペースに合わせて自由に選べるなど、せきたてられることがない、のんびりした時間を過ごせるのがいい。 まだ温泉ツアーなるものが存在しなかった時代から脈々と受け継がれてきた心尽くしに、身も心もじんわりとあったまる。数ある城崎温泉の宿のなかでも宿泊は必ずここ、という常連客が多いのは、この地と共に何代も過ごしてきた日生下家の、土地の魅力を存分に活かすもてなしに心惹かれるからにほかならない。


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モデル感想
かなちゃん

日本で2番目に古い伝統の宿、歴史ロマンを肌で感じたいと思う人にはぴったりの旅館だと思います。木をふんだんに使用した館内は、コンクリート仕立ての都心のホテルと違い、どこか懐かしくて、心が温かくなりますね。有名作家さんの茶碗や絵皿などを展示したギャラリーに、城崎名物がズラリ並ぶお土産コーナーなど、いたるところに旅心浮き立つ演出が見られます。

モデル感想
あきちゃん

城崎温泉とこちらの宿のルーツを記した巻物を拝見。伝統と誇りをもって客人をもてなしておられるお宿の気概がひしひしと感じられました…と言いながら実は印象に一番残っているのは料理の素晴らしさ。なかでも但馬牛のしゃぶしゃぶは霜降りの美しさに目が釘付け。その官能的な甘みに、「おいしい」と口に出すのももどかしく、ただひたすら食べまくりました(笑)。 

モデル感想
りかちゃん

下駄の音をカランコロンと鳴らしながら温泉街を歩くのが夢でしたが、今回の旅で実現できてとてもうれしいです。着慣れない浴衣に履き慣れない下駄でも、思わずウキウキと足取りも軽やかになりました。こちらの宿は、城崎温泉のなかでも各外湯に近い好立地なので、時間が有効に使えていいですね。周りに遊ぶところがいっぱいあり、城崎温泉ならではの夜を楽しめました。




城崎温泉 千年の湯 古まん

〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島481 TEL:0796-32-2331 FAX:0796-32-3317

http://www.sennennoyu-koman.com/

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