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八千代

雑踏から一呼吸がちょうどうれしい
ミュージアムのような旅館。

歴史と伝統を感じさせるフロントとロビー。

 賑わう道後商店街を散策しながら向うも良し、人力車に揺られて行くも良し。道後温泉のある中心街から近すぎず、遠すぎず、ほどよい場所に在るのが今年で58年目を迎える老舗旅館の「八千代」だ。
 「遠いところをお疲れ様でしたぁ!」と声をかけてきたのは坊っちゃんとマドンナ。
「あぁ道後に来たんだなぁ」と感慨深くホッとする瞬間だ。
坊っちゃんに扮するは同館フロントの河田直之さん。「いつも坊っちゃんなんですか?」との私の変な質問にも笑顔で「当初はちょっと照れもありましたが、今では身も心も私が坊っちゃんです!」と答えてくれた。
さて、そんな明るい彼に案内されて館内へ。館内の雰囲気は一転、落ち着きと静謐さある印象だ。
 フロントの周囲からロビー、そしてカフェに続く空間に吊り下げられたアンティークランプの数々。待合コーナーにもアールヌーボー期のガレのランプがほんのりと優しい光を放っている。
慌ただしいチェックインにも一息つくと、点在するアンティークの数々が目にとまる。こんな所にもある!とさり気なく佇む逸品に、気づけばキョロキョロとアートを探す自分を見つける。
これらアンティークランプやアートは、創業時から少しずつ少しずつ蒐集してきたもので、そこには一朝一夕には語れない歴史が漂う。これらコレクションを見るために、わざわざ足を運ぶ人や、その味わい深さに魅了され、売って欲しいと懇願する人もおられるとか。こういった貴重なランプが現役で、当然のように日常を照らす。 あえてアンティークとして展示せず、道具のひとつとして風景に溶け込んでいることが素晴らしい。
「正直、ランプの電球一つが切れても大変。勿論、規格も古ければ在庫もない。どこかが少し割れても替えはありませんし、結構維持も大変なんです」と井上裕士社長。「しかし父、母の想いの表れですから大切にしたい。とはいえ“形あるものいつかはなくなる…”ですから、臨機応変に。よ〜く見ると欠けているものもあるんですよ。探してみて下さい(笑)」と同氏。 。


若き経営者のモットーは「温故創新(旧き温ね、新しきを創る)」

「アットホームな旅館づくりを目指しています。」とその想いを語ってくれた井上社長

 最近一念発起し、禁煙をはじめたという井上社長。「やっぱり数キロ太っちゃいましたよ〜」とカメラを嫌うものの、九州は福岡で、また海外はドイツでも料理修業を積んできた料理人。同時にここ八千代でも社員として学び、後を継いだ。
「美術館のような旅館にとの父母の築いた趣も大切に、お客様を真心でもてなしたい。
また、ほのぼのとした温もりと安らぎを感じて頂けるアットホームな旅館づくりを目指しています」とその想いを語ってくれた。


オーソドックスな間取りに和みの時間が過ぎる。

歩くも良し。人力車で風情を楽しむのもまた一興。


誰もが思わず微笑むワンダー。池田耕治の「もぐら房」が織りなす「あったかワールド」

子規、漱石など文人墨客に想いを馳せて思わず筆を取りたくなる和空間。

 独特な筆遣いとタッチで見る者を安らぎの世界へ誘う池田耕治氏の作品。
池田氏は奈良を中心に、自称遊印家として活躍するアーティスト。
年齢も活動も生活もその全ては不詳。人と会わない顔も見せない「もぐら」の暮らしにあこがれ、生駒山麓に「もぐら庵」をつくり活動の拠点としているとの事。
そんな同氏が自身のもぐら庵に続き、多くの作品を描いたのが同館のお食事処「もぐら房」だ。
宿泊客は食事と共に同氏のアートの世界も楽しめる。
接客係として永年務める上松さんも「どんなに怒りっぽい人も、池田先生の絵を眺めると微笑んでおられます。本当に不思議な力を秘めているようです」と大のお気に入りだ。
 アンティークやもぐら房のアートにふれ、また文人墨客も愛でた名湯に浸かれば気分もアーティスト。そんな気持ちを推し量ってか、部屋の隅には筆と便箋が…。
はるか古に想いを馳せ一句詠んでみるのも一興かもしれない。


八千代のサービス「湯籠」を片手に道後の街へ繰り出す。

部屋付きの檜風呂の香りと泉質の良さに癒される。


素材が良いからこそ、シンプルに、よりシンプルに。

和洋混在の季節膳は料理長こん身の「豚バラシチュー」も。

旅の醍醐味に料理の旨さは欠かせない。
毎日市場から直送される瀬戸内海の鯛をはじめ、豊富な魚介類に愛媛自慢の「伊予牛」や山菜の数々。上質な素材が織りなす瀬戸内の郷土料理をメインに、四季折々の旬が振舞われる。定番は料理長特製の「豚バラ肉のシチュー」と、和洋の組み合わせも粋。必要以上に飾らずシンプルに仕上げられた心温まる料理をゆっくりと味わいたい。


瀬戸内の旬を匠に活かした料理。写真は伊予牛の柳川風鍋。

料理長心づくしの美酒佳肴のすばらしさはこの笑顔からもわかる?


あやのちゃん

 マドンナと坊っちゃんの制服を着たスタッフに出迎えられ、宿に一歩足を踏み入れると柔らかな光に包みこまれます。
館内のいたるところにはアンティークの小物やランプが沢山あり、落ち着いた雰囲気の癒しの空間が広がっています。
暖かい光のおもてなしが魅力的なホテル八千代さんですが、なんと駅までの送迎を人力車で行っているという独自のサービスにびっくり。
初めて見る人力車に驚きつつ乗ってみると、思いがけず高い視点と初めての経験に感激。眺めがよくお嬢様気分が味わえます。人力車に乗ったことがない人は恥ずかしがらずにぜひ乗ってみてください。すごく気持ちいいですよ。浴衣の貸出もしているので、お気に入りの浴衣を着て湯めぐりを楽しんでください。
 また9階では部屋付きの檜風呂が楽しめ、部屋を出ることなく温泉を味わえる贅沢な一室も。今度はぜひプライベートで宿泊したいです。
そして楽しみにしていた夕飯では、瀬戸内の海の幸をふんだんに使った料理の数々に大満足。スタッフの方も優しく、アットホームな居心地のいい旅館でした。


あんなちゃん

 笑顔のステキな坊っちゃんとマドンナに出迎えられ、館内に歩を進めれば至る所でアンティークや美術品の数々が私たちの目を楽しませてくれます。まるで美術館に来たかのような錯覚すら覚える「ホテル八千代」さん。和とアンティークがマッチした空間は照明や床、壁などその一つ一つに、華やかな中にもほっとする安らぎを感じられ、温かみ溢れるお宿です。
特別室には琉球畳が敷かれ、壁紙は全面和紙という雅さが印象的。二間続きのお部屋は広々とした開放感でとてもリラックスできました。
露天風呂は湯船も広く、木のぬくもりが感じられる空間。足を伸ばしゆっくりと体を温めた後はリフレクソロジーで血行促進。リラックスしようと思ったら、これが痛いのなんの。自分の体を恨みました。でも終わった後は疲れも取れ、身も心もスッキリ爽快。体が軽くなりました。ぜひ温泉とあわせて楽しんでくださいね。



道後温泉 ホテル八千代

〒790-0841 愛媛県松山市道後多幸町6-34 TEL:089-947-8888

http://www.e-yachiyo.co.jp/

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