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伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣

全室から鳥羽の海を眺める。こだわりの露天風呂付客室。

 鳥羽城で襖絵師を勤める「栄三郎」を中心に、芸妓の「おつる」と、町娘の「おけい」が繰り広げる恋愛物語、山本周五郎作「扇野」の舞台ともなった「扇野の里」。
 頂きに金比羅宮を構える「樋の山」の中腹に建ち、全85室を誇る老舗大型旅館が「伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣」。
 鳥羽水族館やミキモト真珠島をはじめ、志摩スペイン村、伊勢戦国時代村からも近く、またお伊勢参りの拠点としても最適な立地として親しまれている。
 桜や藤、また水連や石楠花、紫陽花、そして紅葉と四季を通し、訪れる旅人を楽しませる自然豊かな里山を背に、全室より伊勢湾を望めるロケーション。
碧く浮かぶ島影の向こうには遠く渥美半島が。また、空気が澄んだ日には、頂きに雪化粧も美しい富士山も観ることができるという。
 「月並みかもしれませんが、スタッフ一同、常にお客様の立場に自らを置き換えて接するようにしております。」との谷口志津加若女将の言葉通り、館内に施されたユニバーサルデザインは、さりげなくも温かい客あしらいが光る老舗湯宿だ。


お客様を通して学ぶことばかりと笑顔の素敵な谷口志津加若女将。

 ここ伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣では、「万人に優しい旅館でありたい」との想いから、館内のどこに行くにも車椅子で移動できるスロープにフラットな床、また手すりを備え体に不自由があっても、安心して過ごせる配慮に尽くされている。
 特に浜木綿館に造られた24室の「露天風呂付き客室」はその想いと知恵の結集。
中でもユニバーサルデザインルームと呼ばれる3部屋はトイレをはじめ、ベッドや掘り炬燵(ごたつ)など、その高低差はもとよりスペースの取り方、コンセントの位置までが車椅子目線で設計されている徹底ぶり。問題となる入浴に関しても、脱衣場から専用のベンチがそのまま湯舟へと続いており、そこを少しずつ平行移動しながらお風呂まで辿り着くことができる。
『私共が「お尻スリスリ露天風呂」と呼んでおりますこのお風呂は、「入浴はもとより、温泉旅行などはもってのほかだ」と敬遠されていたお客様から涙を流して喜んでいただき、一緒に感激いたしました。感動を呼び起こすのは常に人の心だとしみじみ感じた瞬間です。』と前述の谷口若女将。
また、「これまでバリアフリーを自負していた当館ですが、握力のない方には登れないきつすぎる急なスロープなど、健常者目線で造ったお仕着せのバリアフリーに気づき、反省することもしばしば。そこで自ら車椅子に乗り、また視・聴覚障害者、設計士、施工業者を交え喧々囂々(けんけんがくがく)、試行錯誤を繰り返し現状までやってきました。
障害を持つ方のみならず、みんなに使いやすいユニバーサルデザインを実感して欲しい。」と、特にバリアフリーに心血を注いでこられた若女将のご主人でもある谷口徹専務。
 この他、鳥羽の海を一望できる大浴場をはじめ、本館七階から専用渡り廊下で通じる「初蕾(はつつぼみ)の湯」も自慢。こちらの庭園露天風呂は緑とその静寂さも心地よく、男湯は「栄三郎」、女湯は「おつる」と、冒頭の山本周五郎氏の小説「扇野」の登場人物の名が付けられている。


遠くの船の灯りを眺めて、夜風と静寂に浸る一時。幸せ気分だ。

情熱的な芸妓「おつる」から名を取った女湯。


脱衣場から続くベンチ。これを平行移動すると湯舟まで行ける。

草木の臭いがまた新鮮な気分にさせる。風情あふれる岩風呂だ。


沈む夕日に赤く染まる鳥羽の海、そんなモノトーンの風景も美しい一方、目を落とすとそこには色も鮮やかな料理の数々。
自他共に頑固だと認めるらしい料理長のお薦めは「伊勢海老づくし」に「伊勢海老ステーキ会席」。語るに及ばず、海の恵みも豊かな鳥羽湾の獲れたて魚介は、老舗旅館ならではの多彩な調理法と見せ方で我々を楽しませる。
『そもそもこの地域は「お陰参り」として知られる江戸の頃より、観光地として栄えました。おもてなしの心は当時から続く伝統として今に伝わっているのでしょう』と若女将。
時には繊細に、また時には豪快に器を彩る職人技と心配りは尽きることがない。

たくさんの伊勢海老をはじめ海の幸。濃厚、でもサッパリした後味がいい。

まだ、動く伊勢海老の頭にギョッとしつつ、プリップリの身が美味しい。


5000匹のメダカが泳ぐ「ビオトープ」を散策。

 豊かな自然に包まれる「伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣」の建つ樋の山。ハイキング気分で麓から徐々に登ってゆくのもよし、また、ズルをするわけじゃないが本館7階からつながる「扇野温泉・初蕾(はつつぼみ)の湯」の渡り廊下を経由して直接向かうのも良い。
そこには「鳥羽十景」にも数えられる美しい伊勢湾の遠景に加え、水車の音も心地よい日本の旧き良き里山の風景が広がる。
ここは同館の社長を務める谷口仙二さんが全身全霊を傾け、今も尚作り続ける「めだかの学校」と名づけた水辺のある自然であり、「学びと遊び」の空間だ。
 小橋の連なる大きな池には、今では珍しいクロメダカが5000匹以上も泳ぐほか、アメンボをはじめゲンゴロウやタガメの姿も見うけられる。
館内では社長と呼ばれる谷口さん、しかしここ「めだかの学校」では校長であり、その名刺の肩書きも「夢職」の文字。
 「私が子どもの頃、メダカは田んぼや小川にいたもの。しかし近年は農薬や外来生物の影響で絶滅危惧種になってしまった。
そんな中、たまたま地元の小学校が廃校になる出来事もあり、減少する子どもたちとメダカが私の中で重なった。メダカを通して親子の交わりや、観光客、そして地元の子どもたちも里山の自然に親しむ学びの場になればと考えた。
現在は5000匹のクロメダカも将来的には「鳥羽のめだか」として育て増やし、市内の保育園や幼稚園、学校などに配りたいですね。
 しかし、ここは不思議な場所でね、親しく話しかけても、受付や館内では素っ気なく、中には取りつく島もないお客様も、ここで話すと凄く自然にお話してくれる。その表情も優しくなり、涙を浮かべられたり、思いっきり笑ったり。
この風景と情緒がそうさせるんでしょうね」と語る谷口夢職の話は尽きない。
同氏は「めだかの学校」のみならず、環境と教育をテーマに精力的に活動を展開する。
「不確かなものを結ぶためには個々がバラバラに行動していてはダメ。連動して一つの流れをつくるべきで、皆さんの旅行もひとつの物語ある旅程や内容にしてみることが大切ですよ」とアドバイスも。
 「伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣」に訪れた際にはぜひ「めだかの学校」の癒しの力に触れてほしい。


旅にもストーリーを持って欲しいと熱く語る谷口夢職。

卒業旅行を楽しむ女の子6人組が足湯を楽しんでいた。


小継梨紗ちゃん

 その名の通り扇をイメージした旅館で、机の角や部屋番号の横などに、さりげなく描かれている扇の模様が可愛かったです。仲居さんも温かく親切で「お母さん」といった感じ。部屋に露天風呂がついている所もあり、恋人同士にオススメ。
またご年配の方やお体の不自由な方にも温泉を楽しんでもらいたいとバリアフリーの部屋も用意されていて、車椅子の方にもオススメできる心遣いが優しいお宿です。
大浴場は露天風呂もあり、昼はもちろん、夜も風情があって良さそう。展望風呂から見える景色も素晴らしく、見晴らしのいい明るい時間がオススメです。また展望風呂にはシャンプー、リンス、ボディーソープの他に、お茶とコラーゲン2種の洗顔ソープを用意してくれているのが嬉しい。浴衣も扇の模様でかわいいです。


岡崎あかねちゃん

 とてもきれいで落ち着く和室の部屋に宿泊しましたが、各部屋についている絶景露天風呂&ほりごたつ式のテーブルが気に入りました。各部屋のお風呂以外にも伊勢湾が見える内風呂と自然に囲まれた大浴場露天風呂があり、一つのホテル内で三つの楽しみ方ができました。
 夕食には伊勢エビコースをいただきましたが、なんと贅沢にもこの夕食だけで五尾分も食べちゃいました!!お刺身、サラダ、グラタン…どんな風に調理してもやっぱり伊勢エビの存在感はすごかったですよ!!
 また伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣にはバリアフリーのお部屋があり、ベッドルームにもお手洗いにも、もちろん露天風呂にも細やかな配慮がいたるところ見られました。今度は家族&車イス生活のおじいちゃんと一緒にの〜んびり遊びに来たいです。



伊勢志摩国立公園 [伊勢志摩国立公園 扇野温泉扇芳閣]

〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽1丁目24-26 TEL.0599-25-3151

http://www.senpokaku.com/

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