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伊勢志摩 榊原温泉 鳥羽ビューホテル 花真珠

繊細な心遣いがおもてなしの心が伝わってくる「現代の名工プラン」

目でも心でも楽しめ鳥羽海の幸

 訪れる旅人を飽きさせることのない鳥羽の豊富な海の幸。
「季節の流れに抗ってまで旨いものはない」と語るのは、鳥羽ビューホテル花真珠の料理長、松浦貞勝さん。
加えて「旬をとらえて出すだけではなく、季節を感じられる見せ方にもこだわりたい。目で舌で、心で味わう季節感、それが食事の楽しみじゃないか」と語る目は、正直怖いほどに真剣だ。
 当日、我々の前に並べられた「前菜」は「精巧なミニチュア菓子細工」とでも言えばよいだろうか、それは色彩も豊かなアーティスティックな一品。
居合わせたスタッフ一同、「わぁ!」「きれい」「へえ〜」とあまりにもボキャブラリーの乏しい驚きの声。人は余りに驚きが大きいと、そう潤沢に言葉を綴れるものではない。
『もちろん、一品一品手間と心を込めて作っているが、あえてそんな事はどうでも良い。そうやって「わぁ!」と驚いてくれた次には「ワクワク」する想いに満ちる。そんな料理を出していきたいと思っている』と同氏。
「せっかくの旅行なんだから…」と若い人はここぞとばかりに肉料理や伊勢海老、また鮑を食べたがる。もちろんその気持ちもわかる。しかし一方でそういったコッテリ料理に気後れしてしまうご年配の方にも喜んでもらえる料理をと、四季折々の地物野菜の炊き合わせなど心配りの一品も欠かさない。
料理の素人であり、かつ若輩者の我々にも丁寧に分かりやすく説明してくださる姿は、料理に対する真摯な態度、またひたむきなまでの「おもてなし」の心に満ちていた。
松浦料理長は16歳の時、料理の道に憧れ、故郷長崎を後にし、鳥羽へ。
信頼する親方につき市内の旅館やホテルで修業を重ねたという。現在では郷土料理の研究や開発、また海の幸を使った料理に高い評価を得、昨年11月、卓越した技能を持つ人を表彰する厚生労働省の「現代の名工」に選出された。
しかし、私の一方的な解釈であると断った上で、松浦料理長は、受賞そのものよりも目の前で「美味しい」と喜んで食べる人を眺めている方が嬉しそうだ。
同ホテルでは受賞を記念し、料理長おまかせの「現代の名工プラン」を展開中。
ぜひこの機会を逃さず珠玉の逸品をお試しあれ。


美味しいと言ってくれることが何よりだと語る松浦料理長

美味しいものに下手な言葉はいらない。食べる人も作った人も自然に笑顔になる。


男性風呂の「水軍の湯」、女性風呂の「美麗の湯」の2つの大浴場は、アルカリ性の榊原温泉。入浴後には肌がツルツルになると定評。
当然これらの大浴場も魅力的だが、やはりオススメしたいのは、世界屈指のリアス式海岸の一端と、海に浮かぶ島々を望む絶景湯舞台「遊湯」。
地上10メートルの高台に突き出た遊湯に浸り眺望する海と、その解放感は素晴しいの一言。そんな景色に包まれ、爽やかな潮風に吹かれ浸る露天風呂は、正にこの世の極楽、これ以上何を求める必要があるのかというほどの夢見心地。
また女性風呂には地元、賢島の農家から直送される無農薬食用バラを浮かべた「生バラ風呂」が人気。バラの香りはイライラ気分を鎮めるアロマ効果が得られ、なによりそのゴージャス感がたまらない。

眺望がたまらない。自慢の湯舞台「游湯」

無農薬栽培の生バラの香りに包まれて気分もセレブリティ!


その細腕に全てを乗せて。笑顔もステキな迫間優子若女将

多忙を極める女将業の最中、取材に応じてくれた若女将は文字通り若さも眩しい迫間優子さん。
しかし、見た目の若さと愛らしさにあなどるなかれ、話を伺えば伺うほどに頭の下がる思いでいっぱいになるパワフルな若女将だ。
家業である旅館に生まれた優子さんは、幼い時から「将来は女将になるもの」と両親に慈育されたという。神戸の大学を卒業した後はすぐに大阪の旅行案内所へ就職。そこで2年間旅行業を学んだ後、再びすぐに四国は香川の老舗旅館「紅梅亭」へ。
フロントから接客、裏方に至るまであらゆる係を体得し、現場のノウハウを培った。
そして25歳の時に故郷鳥羽へと戻り、現職に就いた。
しかし、そこで留まる彼女ではなかった。帰郷翌月には11人から成る「鳥羽若女将の会」を結成、更にその翌年には「大型自動車免許」、「調理師免許」を。最近では、野菜と果物の魅力をお客様に伝えたいと「野菜ソムリエ」の資格も取得した。
 様々な勉強に加え、目まぐるしいまでの女将業。いつ休んでいるのかを訪ねたところ、「病気になった時くらいかな?」とコロコロ笑う。
 そんな優子若女将の渾身の作品とも言える「花筏館」を紹介しよう。


鳥羽の高台にあり風格漂う「鳥羽ビューホテル花真珠」


部屋から望む鳥羽湾のパノラマ風景

 スタンダード仕様の「花真珠館」と、こだわりの空間が光る「花筏館」で構成される「鳥羽ビューホテル花真珠」。
中でも2008年に完全リニューアルした花筏館は、露天風呂付客室と、絶景展望露天風呂付客室からなり、そこには優子若女将の妥協なき美学とこだわりが垣間見える。
「贅を尽くすべき処、手作りが良い処、なんでもメリハリが大切だと思います。例えば子供用椅子もファミリアブランドで統一しているんですが、これは私が子供の時、ホラッあの座るとブゥーブゥー音の出る安っぽい椅子(笑)、そんなのに座らされて子供ながらに嫌だった思い出が。
大人だけでなくお子様にも良いものに触れてほしいと思う。だからアメニティには多少お金がかかっても良いの。逆にお部屋のティッシュカバーなどは、スタッフ総出で作ったリサイクルアイテムなんですよ。そこには手作り感ある温もりが欲しかった。でも、手は抜いていません。ちゃんと三重県伝統工芸の松阪木綿を使っています。」と若女将。
和の落ち着きに洋のエッセンスが入り混じるものの、全く違和感を感じさせない空間だ。
最後に「最近は同世代(30代)のお母さん方も増えています。赤ちゃんや小さなお子様がいるからと温泉旅行に及び腰になることなんてありませんよ!家族の大切な記念日など気軽に来て下さい!」となんともありがたく、温かいメッセージ。
「じゃあ本当に乳飲み子を連れて行っても大丈夫なの?」と心配も去らない読者の皆さん安心を。女将の本気はこんな形でも表れている。


伝統和建築に落ち着くスタンダードプランが嬉しい花真珠

和と洋のコラボも美しい絶景露天風呂付き客室のある花筏館


手ぶらで来てね、お母さん!若女将献身の「赤ちゃんプラン」

 赤ちゃん連れや小さなお子様連れでも安心して過ごしていただけるように、また出来るだけ身軽に来てもらえるようにと「赤ちゃんプラン」が用意されている。
一部を除き基本無料。但し、数に限りがあるので事前に確認したほうが何かと楽である。

【セット内容】
<無料>赤ちゃん用バスチェアー、赤ちゃん用全身用シャンプー、シャンプーハット、赤ちゃん用バス、調乳器、救急セット(赤ちゃん用爪きり・体温計)、子供用オマル、子供用箸、子供用箸置き、タオルケット、お子様用ハンガー、おもちゃ、子供用イス
<有料>おねしょシーツ 1枚 315円


小継梨紗ちゃん

 女将オススメの露天風呂付のお部屋は、今までの温泉旅館というイメージとはちょっと違うポップな感じのお風呂で、大浴場の露天風呂にはバラ風呂があるなど、新しい雰囲気のあるお宿です。小さな子供用のお風呂イスがあったり、部屋の小物をホテルのスタッフの皆さんで手作りしたりと、女将さんのこだわりが感じられました。
お料理も季節のものをテーマにしていて、目で舌でその魅力を存分に楽しめます。
普段は我先にと出てきた料理をお腹いっぱいになるまで食べつくす私が、今回ばかりは、食べるのがもったいないって思うくらい目で愉しませていただきました。
取材当日は「桜」がテーマでいたるところに春を感じられ、その上バラ風呂に入って、もう「お姫様気分」満喫です。そして忘れてはいけないのが、うたせ湯から見える絶景です。目の前に広がるパノラマが旅の疲れを癒してくれますよ。


岡崎あかねちゃん

 美人女将にお部屋を案内していただきましたが、フロア毎に部屋の雰囲気が違いました。中でも女将オススメのお部屋は、奥がお風呂なのですが仕切りが大きな窓になっており、更に外との仕切りもガラスなので、部屋のどこからでも海や外の景色が楽しめる驚きの一室でした。室内全体の雰囲気も素敵でしたが、一つ一つよく見ると、浴槽がりんごの形になっていたり、ゴミ箱、ティッシュカバー等、職人さんやホテル従業員さんの手作りの小物に囲まれていたりと細やかなおしゃれが目に留まりました。
 露天風呂にはうたせ湯が二つとバラ風呂がありました。色とりどりの可愛いバラに囲まれて露天風呂に入っていると、お姫様のような気分になれましたよ。
 またお食事には桜の花が添えられ、前菜にも桜の色や形がいたるところに散りばめられており、いただく前にも目で見て楽しめる繊細なお料理でした。季節の旬の食材が使用されているため、もちろん味も最高です。



伊勢志摩 榊原温泉 鳥羽ビューホテル 花真珠

〒517-0021 三重県鳥羽市安楽島町1075-98 TEL.0599-25-2111

http://www.tvh-hana.co.jp/

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