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レストランあんちん

あんこは苦手だけれど、ここのは食べられるという人も多い、あんちんのつりがね饅頭

今昔物語に登場する僧、安珍(あんちん)と清姫(きよひめ)伝説の舞台となった道成寺。その門前に数軒並ぶ土産店にて、"最も声が大きい人"として知られるのが『レストラン あんちん』の社長・石倉忠明さんだ。明るいキャラクターの社長が店頭に立つと、なにか楽しい話を聞かせてもらえそう…と次々と観光客が集まってくる。
「お客さんを迎えるということしかしてないけんどよ~」と話す石倉さんは、声が大きいだけでなく、アイデアも無限大。昭和48年創業と周りのお店に比べると新しいこともあり、取り扱うお土産も斬新、オリジナルのアイデアメニューが多彩にそろう。
なかでも人気は全6~7種もある、焼きたてのつりがね饅頭。定番人気のこしあんと白あん、つぶあんに、カスタードや和歌山ならではの梅あん、季節ごとの桜あんや栗あんほか、なんとバレンタインデーの時期にはチョコレートあんも用意されるとか。
甘味・酸味・塩味が絶妙なバランスの梅あんは、和歌山名物の梅をすりつぶしてあんに練りこんだもの。和歌山県が自信を持ってお薦めする優良県産品『プレミア和歌山』にも認定されている。食材を吟味し、お客さんに満足してもらえるものを提供したい。そのこだわりの一つが饅頭の生地に使用する紀州うめ玉子だ。梅酢を混ぜた餌で元気いっぱいに育った紀州うめどりのうめ玉子。黄身が濃厚なこの玉子を贅沢に使うことで生地のモチモチ感がアップ。焼きたてを頬張ると、コクのある卵生地に、まったりとしたあんがからみ合い、絶品のおいしさに。


職人さんが一つひとつ愛情を込めてていねいに焼き上げる。昔は炭で手焼きしていたそう

皮が薄く果肉がぷるぷるの紀州南高梅を塩分・糖分控え目にオリジナルレシピで味付け


釣鐘せんべい5枚 素朴な甘さがあとをひく

"食べるお味噌"こと金山寺味噌は平安時代から伝わる名産品


名物社長の石倉忠明さん。「お客さんはいろいろなもんを欲しがるでしょ」。だから紀州の"うまいもん"をせっせと集めると同時に、試行錯誤してオリジナル商品もつくりだす

1Fの土産店は長女の美佳さんが中心となって。明るい接客に心が和む


 現在、お店を切り盛りするのは社長と、娘さんの美佳さん、息子の大裕さんと奥さん、美佳さん達の従兄弟にあたる真美さんなど、家族や親戚が中心。和気あいあいとアットホームな雰囲気が心地よく、1階のお土産屋さん、2階のレストランも連日大盛況だ。
「地元のお客さんの利用も多いですよ」とは専務の大裕さん。決して豪華さや派手さはないものの、新鮮で安全な食材を吟味して丁寧に作り上げた料理がクチコミで評判となり、会席や法事など、仕出し、出前の注文もひっきりなしだ。
米は家の田んぼで育てた自家米を使用。炊き立てツヤツヤの白飯に釜揚げしらすがたっぷりのったしらすご飯定食ほか、ヘルシーで栄養価が高い古代米料理など、1000円ほどの予算でお腹いっぱい、大満足。

店頭では自社果樹園でとれるみかんも販売。「甘いよ~」と従兄弟の真美さん

秋はみかん、春はいよかんなど、四季折々、旬のフルーツ狩り体験も実施


昼の定食はボリューム満点。しらすに天ぷらに、オリジナルのさば寿司・あんちん寿司まで

 こちらオススメのメニューは、意外なことにイベリコ豚料理だという。社長がその広い人脈を活かして仕入れた、最上級のイベリコ豚「べジョータ」は、臭みもなく、コラーゲンたっぷり。さっぱりとした上質な旨味は一度食べると忘れられないおいしさだ。どんぐりを餌にして、鹿児島黒豚の3倍近い時間をかけて大切に育てられるというイベリコ豚、そのなかでも最高ランクという「べジョータ」は、都心でもなかなか食べられないレアもの。カルパッチョに、にぎり寿司、しゃぶしゃぶやよせ鍋など、新鮮で上質だからこそ、どんな調理法でもOK。いろいろな創作料理は、観光客はもちろん地元民にも好評とか。前日までに2名以上で要予約。


イベリコ豚の美しいサシにうっとり。口の中でトロリと溶けるにぎりや生ハムなどを堪能

サッとダシにくぐらせて食べると、甘い肉汁が脂の甘さを教えてくれる。最後は梅うどんでシメ


あつみちゃん

 色々な種類のつりがね饅頭があって、選ぶのに困るほど。定番のあんこにも惹かれるけれど、カスタードのハイカラな味も捨てがたいし…。あんこは北海道産の小豆の皮を丁寧にむいて作る、今では少なくなった昔ながらの製法を守っているとか。紀州うめどり玉子を使う生地も、しっとりモチモチしていて、本当に美味でした。またイタリアレストランでよく見るイベリコ豚を、お鍋で食べたのは初体験。生でいただくのとは違い、ダシにくぐらせると甘くふくよかな味わいが濃厚に。イベリコ豚の旨味が溶け出したダシも驚くほど甘かったですね。このお鍋を食べるために、わざわざ遠方から来られるお客さんがいるというのも納得です。


みどりちゃん

 1階のお土産屋さん、2階のレストランともに、家族ぐるみで頑張っておられるアットホームなお店で、気さくな社長さんに地元情報をイロイロと教えていただきました。農業と並行してお店を経営されているから、お土産や料理に使う食材は安心・安全にも気を配って選んでおられるとのこと。イベリコ豚の品々はどれもおいしく、なかでも数十万円!もするという塊を目の前でスライスしてくださった生ハムは絶妙な塩気と脂の甘味に感激。社長を敬う息子の専務さんに、お店のアイドル的存在、専務さんの娘さんもかわいくて、まるで親戚のお家に招かれたような居心地のよさ。ぜひプライベートでも再訪したいと思いました。



レストランあんちん

〒649-1331 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1745-3

TEL.0738-24-1500(代) FAX.0738-23-4333 フリーダイヤル 0120-22-2964

営業時間 8:00〜20:00 定休日 1月1日

http://anchin.jp/

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