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砥部焼観光センター 炎の里

千山窯の作品をはじめ、70人の職人たちの自信作が並ぶ広い店内。

 国の伝統産業であり、白磁の美しさで知られる「砥部焼」。
 古くは江戸時代、その地名からも伺える「砥石」の産地として栄えた砥部の里。
山から削りだした状態のままでも、すぐに砥石として使える石質。
その石のくずを細かく砕いた土を使い、陶磁器を作ったのが起源だという。
特徴としては、透き通るような白磁に藍で描かれた美しい伝統模様と、手応えもしっかりとした重み、そして丈夫さだ。
「面白い逸話に、夫婦喧嘩で投げつけ合っても、割れなかったなんて話もあるほど。そんな使い方はオススメしませんが、その丈夫さは親から子へ、そして孫へと三世代に渡って使っていただけます。しかも安い(笑)。子供の頃からこの器はあったなぁと、ふとした時に気付く。そんな風に実生活で使ってこそ味わいも深まる磁器なんですよ」と泉本社長。
 広大な店内には、伝統を受け継ぐ70人の作家の作品3万点が揃う。
もちろん、中には高価な作品もあるものの、そのほとんどは数百円から数千円と、財布にも嬉しく、また主張しすぎないデザインは日常でもガンガン使えそう。


「実生活に活きる焼き物です」と、泉本社長の砥部焼への想いも熱く。

整然と並ぶ素焼き後の器たち。工房内を慎重に探索。


千山窯の作品をはじめ、70人の職人たちの自信作が並ぶ広い店内。

地場産業を支える若手職人たち。確実に次世代へと伝承される匠の技。


砥部焼は1300度の高温で焼き上げるのが特徴。写真はガス窯。

 窯に一度火が入れば、3日3晩燃やし続け、ピーク時には約1200度の高温にも達する登窯。
「荒々しさと、繊細さが混在する美しくも情熱的な時間です」と上野課長。
「赤松」を焚木に焼く器は、灰をかぶるなどし、ガス窯のように均一な白には焼き上がらない。しかしその個体差こそが魅力だという。
『白だけど、普通の白じゃない。言葉で伝えるのは難しいんですけど、「緊張しなくていい優しい白」なんです。そんな色合いが好きなんです』と若手職人の梶原英佑さん(24)。
また同期だという加藤雅巳さん(28)も、「そう。肩の力を抜ける白っていうのかな。独特の雰囲気を持っていて、子供の頃から好きだった。生活に溶け込む空気のような道具です」と砥部焼の若き担い手らは語る。

職人の手にかかれば土が生きているかのように姿を変える。

 『最初から上手くできたりしないよ。グッチャングッチャンに土を触って、遊んで、土に馴染んでから「ろくろ」に向き合うのがいい』と泉本社長。
 ここ炎の里では、「粘土作り」から「ろくろ」による成型をはじめ、素焼き後の器などへの「絵付け」体験ができる。
カップルから家族連れまで、幅広い層から人気を集めるほか、節目を迎えた記念にと絵付に訪れる地元の人も多いとのこと。
 「こんな経験、小学生以来です。ドキドキしますね」と緊張気味に筆をとる二人。
わずか30分~40分で体験できる「絵付」は、1000円代を中心に皿や湯飲みなど約70種が取り揃う。


描きたいものと実際の筆運びのギャップに戸惑いつつも一筆入魂!

登り窯の燃料になる赤松の薪割りをお手伝い。しかし斧に振り回される。


 「炎の里」の隣に建ち、木の温もりも香しいペンションのような「田舎カフェJutaro」。
お昼時ともなると「Jutaroランチ(1050円)」を目当てに並び客ができるほどの人気店。
特筆すべきは、店内で使用する食器の全てが地元の砥部焼作家の作品だということ。 「器は生きもの」と語るオーナーは、日常で使ってこそ活きる砥部焼の魅力を、直接触れることで発見してほしいと言う。
 人に寄り添い、人々の生活を見つめてきた「暮らしの器」と一緒に、ゆっくりと流れる琥珀色の一時を過ごしてみては。

日常で使うほどに味が出る。カフェJUTAROの食器は全て砥部焼だ。

 


あやのちゃん

 三坂峠のふもとにある「炎の里」。お店の横には大きな登り窯があります。
一歩中に入ると、美しい砥部焼が慎ましい雰囲気を作り出していました。
壊さないように恐る恐る手に取ってみると、どれもしっとりと手になじむ事にびっくり。箸置きやお皿をはじめ、花瓶や壷など種類も豊富で、お値段も500円くらいの手ごろなものも多く、おみやげにもオススメです。
スタッフの方に聞いたのですが、砥部焼は「落としても割れないほど丈夫」と言われているそうで、普段使いとして気軽に使ってほしいとの事でした。
また2階では砥部焼に絵付け体験ができる「絵付工房Pinto Pinto」や本格的にろくろを回し作品を作る「粘土工房crea crea」があり、私たちはろくろ体験に挑戦しました。
職人さんが作っているのを見ていると簡単そうなのですが、想像以上の難しさに苦戦。思わず息が止まるほど集中力が必要でしたが、指先を使って土を作品に変えていく楽しさはやみつきになりそうでした。
出来上がった作品は後日自宅に送ってくれるので、旅の記念にぜひ作ってみてくださいね。


あんなちゃん

 愛媛県砥部町を中心に作られる磁陶器「砥部焼」。その窯元のひとつ仙山窯をもつ「炎の里」で「ろくろ」と「絵付け」の体験ができると聞き、足取りも軽く館内へ。
ろくろを触るのは初めて。ワクワクしながらさっそく挑戦。土はそっと触らないと形がぐにゃっと崩れてしまいます。左手は添えるだけ、添えるだけ…と自分に言い聞かせ、つい真剣になり無言に。工房の方に手伝ってもらいながらお茶碗の形が完成した時にはすごく嬉しい気持ちになりました。
絵付けも青や赤、緑など好きな色で自由に描けるので楽しみも広がります。絵には全く自信がない私は、できるだけシンプルに青で桜を描きました。作った器はプロの手で焼き上げられ、後日自宅に送ってくれるとのこと。旅行から帰った後も作品が届くのを待つ楽しみや器を見て旅を思い出す楽しみがあり嬉しいですね。
また施設内にはたーくさんの砥部焼が並んでいます。素敵な作品の数々を見ていると「先に参考にしてから絵付けすればよかった…」とちょっぴり後悔しつつ、お買い物も充分に楽しみました。



砥部焼観光センター 炎の里

〒791-2122 愛媛県伊予郡砥部町千足359 089-962-2070

http://www.tobeyaki.co.jp/

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